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声優 狩野翔

Profile

かりの・しょう 声優。俳協所属。在学中に声優デビューを果たし、学内でおこなわれた所属オーディションを経て大手声優事務所の「俳協」に所属。人気ソーシャルゲーム「アイドルマスターSideM」神谷幸広役をはじめ、アニメ「レゴチーマ〜アニマル戦士たちの伝説〜」プラバー/ウィンザー/スコーム役、舞台「虹色オーケストラ」キサラギ教授役など、声優・俳優・ナレーターとして幅広く活躍中。

在学中に演じることの意味を実感できたから今がある

声優って、ただ「キャラクターに声をあてる仕事」ではない ――
そう気づくことができたからこそ、僕はプロとして仕事ができているのだと思っています。

狩野翔

携わった作品

「神様ドォルズ」 天照素 役

「よろず骨董 山樫」 店主 役

「真剣で私に恋しなさい」

「美男高校地球防衛部LOVE!」

「一週間フレンズ。」

「レゴチーマ~アニマル戦士たちの伝説~」プラバー/ウィンザー/スコーム役

interview

声優とはキャラクターに声をあてる仕事ではなく、演じる仕事

声優って、ただ「キャラクターに声をあてる仕事」ではない ―― この学校に入学したことでそう気づくことができたからこそ、僕はプロとして仕事ができているのだと思っています。入学する前は、声優になるための授業というとアテレコの練習をするのかな、なんて思っていたのですが、演劇の授業がたくさんあって驚きました。声優とは声で芝居をする仕事。演劇の基礎がなければ、声の演技はできないということを学びました。今、僕は声優だけでなく、俳優やナレーションなどの仕事もしていますが、アニメも舞台もナレーションも“演じる”ということは同じなんです。

自分を出して演じることで、ひらけたプロへの第一歩

学内オーディションが多く、現場に触れられるチャンスがたくさんあったのも勉強になりました。とはいっても、はじめのうちはなかなかオーディションに合格できずに落ち込みました。振り返ってみると、いい声でアニメっぽくしゃべろうとばかりしていて、自分を出そうとしていなかったんですよね。このままじゃダメだ!と思い、「思い切って自由に演じてやる!」と挑んだのがテレビアニメ「神様ドォルズ」のオーディションでした。結果、合格することができて、初めて現場を経験しました。現場で学んだことはとても多くて、例えば、プロの方々はアテレコのとき、マイク前に立ったまま台本を読むなんてことはせず、動いて芝居をしながら声を出すんです。それを自分の目で見たことで、演劇の授業の大切さも実感しました。そこからは、現場で学んだことを活かして次のオーディションにも合格・・・と、どんどんよいサイクルが生まれていきました。
よく「声優になりたいけど、親に反対されている」なんて話を耳にしますが、そういう人は自分の言葉できちんと説得してほしい。両親とよく話し合うのも勉強。声優は演技を通して人の心を動かす仕事。一番身近な自分の親の心すら動かせないようでは、声優にはなれません。お父さん、お母さんを最初のファンにするつもりでがんばってほしいですね。

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