在学中より漫画家アシスタントとなり、小学館「ちゃおDX」に掲載された「初恋レンズ」でデビュー。「ちゃお」「ちゃおDX」を中心に執筆活動をしており、主な作品に「ちっ恋!」「おとな日記」などがある。最新作は「ちゃお」にて連載中の「悪魔くんのカノジョ。」である。
実は私、あまり真面目な学生じゃなかったんですよね・・・。授業を受けずに家で漫画を描いてばかりで。「私は学ばなくても大丈夫」って、根拠のない自信を持っていました。でも、それは良くなかったと思っています。編集部に持ち込みをしてもなかなかうまくいかず、デビューまでに時間がかかってしまいました。そんな私にも学校で得た大きな財産があります。それは、志を同じくする友人たち。在学中からネームをお互い見せ合ったり、今も手伝いにきてもらったりと10年以上も交流が続いています。 学校から学生をアシスタントとして紹介してもらえるのも助かっていますね。独学で漫画を描いている人はトーンの貼り方が下手なことが多いんですが、学校の学生は授業でしっかり学んでいるので、現場で即戦力になるんです。やっぱり授業は大切です!
私はデビューして10年近く経ちますが、自分の描きたいものが描けるようになってきたのはつい最近です。プロになるまでには、編集さんからきびしいダメ出しを受けることもたくさんあると思いますが、その経験は絶対に自分の糧になります。
初のホラー作品「シンデレラは闇に堕ちる」は、スランプから抜け出すきっかけになった思い出深い作品です。その後に描いた「恋ドル!」で“メジャー感”みたいなものをつかんで、「ちっ恋!」の連載につなげることができたんじゃないかな、と思います。
「悪魔くんのカノジョ。」
「伊家杉さんっ!!」
「ちっ恋!」
「おとな日記」