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プロを目指すためのお役立ちコラム
キャラクターに命を吹き込む……声優の面白さとやりがいって?

アニメや映画の吹き替えなどで活躍し、人々に夢を与える声優の仕事は非常に人気が高く、憧れる人は少なくありません。声優という仕事には、どんな魅力ややりがいがあるのでしょうか。今回は、声優になりたい人のために、声優のやりがいや仕事の面白さについて紹介します。
声優ってどんな仕事?
「声優」というと、アニメのキャラクターを演じたり、洋画や海外ドラマの吹き替えなどをイメージする人が多いと思いますが、実際には声優はもっと幅広いフィールドで活躍することができる仕事です。
例えば、ゲームキャラクターを演じるのもそのひとつで、スマホやタブレット端末が普及したことで、ゲーム市場での仕事は急激に増えてきています。また、近年はアニメやゲームが舞台化されることも多く、舞台役者として仕事をするケースも。その他には、ラジオパーソナリティをはじめ、テレビ番組やCM、企業PRなどのナレーションなども声優の仕事になることがあります。
声優ならではの苦労も……
声優は華やかでやりがいのある仕事ですが、第一線で活躍していくためには声優ならではの苦労があるのも事実です。例えば、声優は声だけで感情や想いを表現する必要があります。さまざまなキャラクターの声を演じるためには、発声や滑舌などの基本的なスキルはもちろん、声の演技力はマストです。また、声優は非常に競争の激しい仕事ですので、業界内でのポジションを保つためには、人一倍努力をしてスキルを磨き続ける必要があります。そうした苦労が多い分、仕事が獲得できた時の喜びが大きいはずです。
声優という仕事の面白さとやりがい
アニメや映画の吹き替えに憧れて声優を目指している人も多いと思いますが、声優という仕事にはどのような面白さややりがいがあるのでしょうか。ここでは、実際に声優として活躍している人が、どのような部分に魅力を感じているのかをご紹介します。
多彩なキャラクターに命を吹き込める
子どもたちに夢や希望を与えるアニメのヒーローやヒロイン。キャラクターの魅力を発揮するためには、声優の存在が欠かせません。
企画、設定から作画、撮影まで多くの人が関わって生み出すキャラクターに、命を吹き込む大切な役割を声優が担います。責任は重大ですが、やりがい充分な仕事です。
また、自分の演技で人の心を掴む快感は、一度味わうと忘れられない経験となります。少しずつ出演作品を増やし、演じたキャラクターを通じて自分のファンを獲得することでやりがいを感じることができるでしょう。
高め続けなければならない表現力と演技力
声優の仕事にはゴールがありません。ひとつひとつの役柄に入り込み、キャラクターに魅力をより加えられるよう、演技力を高める自己研鑽が必要となります。日常生活においても、役作りの努力が欠かせません。
映画や舞台といった芸術で新しい表現方法に触れたり、読書などを通して想像力を磨くことで、演じるキャラクターに深みを与えることができます。さらにさまざまな人生経験を通じて、自分の感情をコントロールする術を学び、演技に応じてテンションを上げ下げできる能力も磨かなくてはなりません。声優の仕事は、まさに「一生勉強」だと言えます。
常に上のレベルを目指すことはとても大変ですが、声優としてのやりがいにつながります。
吹替え以外にも!幅広い仕事内容
ひと昔前までは、アニメや映画などの吹き替えがメインで、どちらかというと裏方というイメージが強かった声優の仕事ですが、ゲームやアニメが原作となった舞台に役者として出演したり、歌手としてライブをしたりするケースも増えています。実力が認められて人気が出れば、ラジオパーソナリティーとして番組を任されるケースもあり、声を武器にさまざまなフィールドで活躍することが大きなやりがいにつながるでしょう。
生活できるレベルに達するには、厳しい競争を勝ち抜く必要がある声優の仕事。プロとして活躍するためには、演技力だけでなく、声帯をメインとした体調管理、人脈をキープするためのコミュニケーション能力などが必要になります。
プロとしての苦労はありますが、それでも夢を持ってやりたいと思える人が、本当のやりがいを見い出し、成功するのではないでしょうか。