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早口を治したい……早口になってしまう原因と治し方

早口を治したい……早口になってしまう原因と治し方

もっとも聞き取りやすいと言われているスピーチの速度は、1分間で300文字から400文字。発表者になりきって400文字の文章を読んだとき、1分間よりも早く読み終えてしまったら、あなたは少し“早口”かもしれません。

もしあなたが声優を目指しているのであれば、早口になるクセは治しておくべきでしょう。なぜ早口になってはいけないのか? 早口の治し方は? ここではそんな疑問やお悩みに答えていきます。

声優を目指す人や声優が早口になってはいけない理由

声優になるためのレッスンのひとつに早口言葉があります。ナレーションなども担当することになるため、滑舌の良さが求められる声優という仕事には欠かせない技能のひとつです。

では、声優は常に早口で演技をしているのかと言えば、答えはNO。役柄や映像によって話す速度をコントロールし、物語の内容やキャラクターの心情を正確に表現できてこそ、プロの声優と言えるのです。
何を演じてもただの早口になっていたら“演じ分け”ができません。さらに滑舌が悪ければ、セリフが聞き取りづらくなってしまいます。

早口で話せるスキルは大切ですが、気づかないうちに早口になってしまうクセがある場合は、早めに治しておいたほうが良いでしょう。

早口になってしまう主な原因

私たちの思考は、話しているスピードの約10倍の速さで回転していると言われています。通常はその思考を一度頭の中で整理し、ゆっくりと順序立てて話をしているのですが、何らかの原因によって上手く整理できなくなったり、思考の速度に引きずられたりすることで、早口になってしまう場合が多いようです。早口の原因には、どんなものがあるのでしょうか?

緊張してしまっている

目上の人と話すときや大勢の前で発言するときになると、普段よりも早口になってしまうという場合、緊張していることが原因だと考えられます。
緊張していると、頭の中でうまくブレーキがかけられず、思考が浮かんでくるままに口から出てしまうのです。「落ち着かなければ」とは思っても、いったん早口で話し始めるとそれが緊張に拍車をかけ、なかなかリセットすることができません。

また、人によっては「早くしゃべり終わってこの緊張から逃れたい」という意識が働いてしまい、早口になってしまうこともあります。

声優の仕事に慣れないうちは、緊張した状態でアフレコ現場に向かうことも多いはず。ぜひとも自覚がある人は修正しておきたい要因のひとつです。

浅い呼吸を繰り返している

シチュエーションに関係なく常に早口で話している人は、浅い呼吸が原因かもしれません。普段、私たちは息を吐き出しながら話をしています。しかし、呼吸が浅い人の場合、空気を吸いこむ量が少ないため吐き出す量も少なくなり、その少ない空気量で一気に話をしようとしてしまうのです。

同じ理由から、肺活量が少ない人も早口になりやすい傾向があるといわれています。

リズム感や間がない

話しているときにテンポや抑揚を意識していると、話し方にリズム感や間が生まれ、聞き取りやすくなります。しかし、何も意識せずに話してしまうと、ダラダラとした早口になってしまいがち。

また、人によっては「会話の中に間ができてしまうのが怖い」という気持ちから、ひとつの話が終わってもすぐに次の言葉を口にしてしまい、いとまなくしゃべり続けるケースもあるようです。

早口の治し方

早口だからといって声優への道をあきらめる必要はありません。日頃からちょっとした意識を持つだけで、あなたの早口は劇的に改善される可能性があるのです。誰にでも簡単にできて、高い効果が得られる「早口の治し方」をご紹介しましょう。

口を大きく開けて話すように意識する

下のセリフを、一文字ずつ口を大きく開けて早くしゃべってみましょう。「こ・ん・に・ち・は」「お・げ・ん・き・で・す・か」。いかがですか? 実際に声に出してみると、口を大きく開けながら早口で話すことは無理だと気づくでしょう。
一文字ずつというのは極端ですが、いつもよりも少し大きめに口を開け、はっきりとした発音を意識しながら話すと、早口を防ぐことができます。滑舌が気になる人も、こうすることで改善が期待できますよ。

腹式呼吸を心がける

私たちの呼吸には、胸部に空気をためて吐き出す「胸式呼吸」と、お腹に空気をためて吐き出す「腹式呼吸」があります。
話すときに腹式呼吸を行うと、胸式呼吸よりも大量の空気を体内に取りこめるので、息苦しさを感じることなく、ゆったりとした気持ちで声を出すことができます。

また、私たちが息を吐き出すときは、心身をリラックスさせる「副交感神経」が優位になると言われています。意識してゆっくりと息を吐き出すことで、早口にならず落ち着いて話をすることができるのです。

緊張のために早口になる方、浅い呼吸を繰り返している方、どちらにもおすすめできる改善法と言えますね。

高齢者を演じる練習をする

もしもあなたが高齢者を演じることになったら、どんな話し方をするでしょう。しゃがれた声で、トーンは低め。やや語尾を伸ばしながら、ゆっくりと話すのではないでしょうか。そんな高齢者の演技を意識していると、早口にならずに話をすることができるはずです。

近くに高齢者がいないので演じ方が分からないという人は、街にいる高齢者の方々をよく観察してみましょう。観察し、それをマネして演じることは、演技力の上達にも役立ちますよ。

朗読練習(音読)を行う

物語や詩、エッセイなど、本に書かれた文章を朗読(音読)してみましょう。その際に意識するべきは「句読点」です。「、」でしっかりと区切り、「。」で一旦文章を止める。基本をしっかりと実践することでリズムや間が生まれ、早口の改善に繋がります。

可能であれば音声を録音してみて、自分がどれくらいの速度で話しているのかを確認してみると良いでしょう。
慣れて来たら、普段の何気ないおしゃべりでも句読点を意識してみてください。

“早口のクセ”があると感じている人は、上記の治し方を参考にして日頃から意識をしていれば、必ず改善することができます。声優の夢に近づくためにも、今のうちにしっかりと治しておきましょう。

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