file-text-o file-pdf-o file-word-o file-excel-o file-powerpoint-o sticky-note-o clone

イラストが美しく仕上がる! 知っておくと便利な配色テクニック

イラストが美しく仕上がる! 知っておくと便利な配色テクニック

「配色」は、イラストを描く際に重要な要素のひとつです。どんなに素晴らしい絵が描けたとしても、配色が悪ければその世界観が台無しになってしまうこともあるでしょう。配色をするセンスはその人の感性によって大きく差がでるものだと思われがちですが、実際には知識を身に付けることによってそのスキルを磨くことは可能です。
今回は、イラストレーターを目指す人が覚えておきたい、カラーのイラストを作る際の配色テクニックについて詳しく解説していきます。

配色の基本! 色の三属性とトーンについて

アニメ制作やイラストレーター、Webデザインなど、クリエイティブな仕事に就きたいと考える人は、色彩学についての知識を身に付けておく必要があります。そのなかでも「色の三属性」と「トーン」は、基本として押さえておくべき知識のひとつです。

「色の三属性」というのは、色を表したり区別したりするための「色相」「明度」「彩度」という3つの要素のことで、全ての色はこの三属性によって構成されています。では、それぞれの要素を詳しく見ていきましょう。

色相

赤や青、緑、紫、橙といった色味(色合い)の違いを表す要素のことです。ちなみに、これらの色を円状に配置して作られた輪は「色相環」といい、対象に位置する色同士を「補色」と呼びます。

明度

色の明るさを表す要素のことです。白を10、黒を0として表し、白に近づくほど明度が高く(明るい)、黒に近づくほど明度が低く(暗い)なります。

彩度

「彩度」は色の鮮やかさを表す要素のことです。数値が下がるほど白に近づき色がなくなります。

トーン

上記で紹介した色の三属性のうち、「明度」と「彩度」を組み合わせて色を表現する要素のことです。たとえば同じ赤であっても、明るい、強い、濃い、淡いなどの違いを表します。トーンは、色相ごとに12種類に分けられます。

押さえておきたい配色の大原則

イラストを描いていると、色が多くなり過ぎてしまったり、イメージが定まらなかったりして思うような仕上がりにならないことがあります。そんなときには、配色を見直してみることが大切です。

色数が多い方が表現の幅が広がるように思われがちですが、実際には多ければ良いという訳ではありません。基本的に色は、その数が多いほど調和を保つことが難しくなってしまいます。配色の大原則として、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」という3つの色を下記の割合で使用すると、美しいイラストを描くことができるとされています。では、それぞれのカラーについて詳しくみていきましょう。

ベースカラー:70%

ベースカラーは全体の基本となる色で、最も大きな面積を占める色のことです。メインカラーとも呼ばれます。イラストでは余白や背景などに使われるのが一般的で、他のカラーを引き立てる役割があります。

メインカラー:25%

メインカラーというのはその名の通り、イラストの中でメインになる色で、全体の印象を決める大切な色のことです。サブカラーと呼ぶ場合もあります。

アクセントカラー:5%

アクセントカラーはベースカラーやメインカラーと比べて圧倒的に少ない割合ですが、最も目立つ色を使うことによって、注目を集めたり、イラストの印象を引き締めたりする役割があります。

同じ色相でまとめる配色テクニック

配色にはいくつかの基本的なテクニックがあります。配色に迷ったときにはそれを参考にして考えていくといいでしょう。ここでは、同じ色相でまとめる配色テクニックについて紹介していきます。

トーン・オン・トーン配色

「トーン・オン・トーン(tone on tone)配色」は、濃淡の違う同一色相や類似色相のカラーを重ねた配色のことです。明度差の大きいものを選んで合わせます。

カマイユ配色

フランス語で「単色画」を意味する「カマイユ(camaieu)配色」は、統一感を出したいときに使う配色テクニックです。同じ色相とトーンのカラーを使って、微妙な濃度や明暗の変化を用います。

同じトーンでまとめる配色テクニック

トーン・オン・トーン配色やカマイユ配色が「同じ色相」でまとめる配色テクニックであるのに対し、以下の2つは「同じトーン」でまとめるテクニックです。それぞれを詳しくみていきましょう。

トーン・イン・トーン配色

「トーン・イン・トーン(tone in tone)配色」は「トーンの中で」という意味の通り、同じトーン内で配色しますが、色相は自由に選ぶことができます。異なる色相を組み合わせても、統一感を出すことができる配色テクニックです。

トーナル配色

「トーナル(tonal)配色」というのは、くすんだ色味(濁色系)のトーンでまとめる配色テクニックを指します。控えめで落ち着いた、大人の印象に仕上げたいときにぴったりの配色です。

コントラストのある色を組み合わせる配色テクニック

同じ色相やトーンでまとめる配色テクニックと対照的なのが、コントラストのある色を合わせる「トリコロール(tricolore)配色」と「ビコロール(bicolore)配色」です。それぞれどのようなテクニックなのか、詳しくみていきましょう。

トリコロール配色

フランス国旗のようにコントラストが強い3色を使った配色テクニックのことです。力強く躍動感のある雰囲気を表現することができます。

ビコロール配色

「ビコロール」はイタリア語で「二色の」という意味で、比較的はっきりと違いのわかる2色を使った配色テクニックのことです。「バイカラー配色」とも言います。

カラーのイラストを描く際の配色に迷ったときは、ぜひ上記の内容を参考にしてみましょう。

PAGE TOP