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プロの現場で技術を磨く! 漫画家のアシスタントの仕事とは

プロの現場で技術を磨く! 漫画家のアシスタントの仕事とは

多くの漫画家がプロとして活躍する前に現役漫画家のアシスタントとしての仕事を経験しています。プロ漫画家へのステップとしてもよく言及される漫画家アシスタントとはいったいどんな仕事をするのでしょう?ここでは、漫画家アシスタントのお仕事を紹介していきます。

漫画家のアシスタントはどんな仕事をしている?

週刊誌などで連載を持つ売れっ子漫画家の多くは、複数のアシスタントを抱えています。アシスタントは長期で同じ漫画家につくスタイルの人もいれば、仕事が重なったり、人材が不足したりといったときだけ手伝いにいくという人もいるようです。

漫画家のアシスタントが現場でこなす仕事は、作画の補助がメインになります。漫画家が作成したネーム(下書き)に編集者がGOサインを出したら、漫画家の指示に従ってペン入れを行ったり、ベタ塗り(黒い部分をスミで塗りつぶす作業)やホワイト(修正液などでハミダシを消したり、白い部分を塗ったりする作業)、トーン貼り(スクリーントーンというシートを貼って効果を加える)や効果線を描いたり、といった作業を行います。

多くの漫画家はメインとなる主要キャラの作画は自分で行い、サブキャラや背景、小物や効果線、罫線などの重要度の低い部分をアシスタントに任せるといったスタイルで作業を分担しているようです。

とはいえ、中には作画はすべて自分で行い、アシスタントはベタ塗りと消しゴムかけのみといった作画にこだわりを持つ漫画家や、主要キャラの作画さえもアシスタントに任せて自分はストーリー作りに専念するといった分業型の漫画家も存在します。つまり、漫画家のアシスタントの仕事はアシスタントにつく漫画家の制作スタイルによって異なっており、一定の基準があるという訳ではないのです。また、現在のほとんどの仕事場でデジタルでの作業が求められることが多いです。

漫画家のアシスタントになるには?

漫画家のアシスタントになるには、アシスタントを希望する漫画家の元に直接作品を送って連絡を待つという方法もありますが、近年ではその漫画家が連載を持っている週刊誌や月刊誌などの編集部経由で採用される場合が多くなっているようです。

編集部へ作品持ち込みを行うプロの卵や編集部主催の新人賞などで作品が入選した人などに、編集部員が声をかけて、アシスタントを募集している漫画家に紹介するという流れです。また、ひとたび商業誌で漫画家デビューを果たしたものの、生活費を稼ぐために別の売れっ子漫画家の元でアシスタントを続けるという人もいます。さらに、漫画養成科を擁する学校では、漫画雑誌編集部との繋がりが深いところが多くあり、漫画家アシスタントの紹介を行っているところも多くあります。

もうひとつ、最近の傾向として注目したいのが、TwitterやpixivなどのSNS。こういったツールを利用して、漫画家本人がアシスタント募集をかけることもあります。気になる漫画家をフォローするなどして、定期的にチェックするといいでしょう。

漫画家のアシスタントになるメリット、デメリットって?

編集部や学校などの繋がりを利用して漫画家のアシスタントとなっても、最初から大切な仕事を任されるといったことは多くはありません。大抵、同じ漫画家の元に複数回通い、経験を積んで仕事を認められることで、徐々に重要な仕事を任されるようになるものです。

漫画家の中にはお気に入りのアシスタントを複数抱えて、長期間自分の元で仕事させている人も多くいます。こうしたアシスタントはそれなりの実力を持っており、それなりの報酬も得ることができる人たちです。

アシスタントとして漫画家の現場に出入りすることで、プロとして活躍する漫画家のテクニックを盗んだり、自分の作品制作に繋げることができるのはメリットと言えます。
また、編集者との繋がりができ、自身のデビューに近づくといったケースもあります。その反面、アシスタントとして忙しく働くことに時間を費やされ、自分の作品を制作することができなくなってしまうという人もいるようです。

漫画家を目指すならアシスタントとして別の漫画家の現場で修行することは非常に良い経験となります。とはいえ、万年アシスタントとして才能を埋もれさせてしまわないためには、忙しい毎日の中でも自分を律する強い心も必要となってくるのです。

漫画家のアシスタントに求められるスキルや適正

アシスタントとして手がけた作品は、漫画家本人の名前で世に出ます。そう考えると、名を汚さない程度の画力は必要です。同時に、漫画家の要望に合わせて描く技術が求められます。そのためには、コミュニケーションスキルもあったほうがいいでしょう。

その他、背景、小物、効果線なども、タッチを変えて描けるようにしておくと、漫画家のさまざまな要望に対処することができます。最近はデジタルで作画する漫画家も増えているので、パソコンや作画ソフトも使いこなせるようにしておくと受けられる仕事の幅が広がります。

もうひとつ、締め切りに間に合うように、スピーディーに仕事ができることも重要なスキルです。特に週刊誌の連載を持っている漫画家の場合は、毎日が時間との勝負。丁寧で正確な仕事が早くこなせると、漫画家の信頼を得られるでしょう。

漫画家になるためにはいくつかのルートがありますが、アシスタントになることもひとつの方法です。プロの仕事ぶりを間近で見ることができますし、アシスタント仲間と競争したり、情報交換ができたりもします。編集者と顔見知りになれることも、大きなメリットと言えるでしょう。漫画家を目指すなら、アシスタントになることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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