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アニメーターには画力が必須! 画力を向上させるには?

アニメーターには画力が必須! 画力を向上させるには?

単にアニメや絵を描くのが好きという理由だけでアニメーターになるというのは難しく、その道のプロになるからには基本の画力をしっかりと向上させる必要があります。画力はセンスだけで決まるものではなく、練習を行うことで上達させることができますが、どのように練習すればよいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アニメーターの画力向上のポイントについてご紹介いたします。

アニメーターに画力が必要な理由

アニメーターの仕事は、キャラクターや背景などを1枚1枚の絵として描くことです。これらを細かく分けると、原画を描く「原画マン」、動画を描く「動画マン」、それらを統括する監督や責任者などがあり、さらに背景や美術、彩色や撮影などの仕事もアニメーターの役割です。

映像設計図になる絵コンテを元に原画マンが動きを考えて作成し、それを動画マンが絵の補完を行って仕上げていくという流れがあります。「絵コンテや見本があるのだから、それほど画力は必要ないのでは」と思いがちですが、実はそうではありません。

まず、アニメーション制作会社へ入社する際には、多くの場合自分で描いた作品を見てもらうことになります。限られた採用枠に対して多数の応募があることもあり、会社側としては少しでも絵のレベルの高い人を採用しようとするため、基本的な画力が高くないと採用してもらえない可能性もあります。

また、画力のレベルアップには仕事をこなして経験を重ねることも大切ですが、中途半端な画力でアニメーターの仕事をしたとしても、納期やリテイクなど、会社や相手の要求に対応できないと自分自身が大変な思いをすることになりますし、あこがれである原画マンや監督へのステップアップ、自分でキャラクターデザインを担当することも難しくなってしまいます。
このことからアニメーターを目指す人にとって、高い画力は基本的なステータスであり、できるだけ多くの経験や練習を積んでおく必要があるのです。

アニメーターの画力を向上させるための練習方法

それでは、アニメーターとしての画力を向上させるためにはどのような練習方法があるでしょうか。いくつかご紹介します。

絵や写真を模写する

アニメーターの仕事では、さまざまなシーンやキャラクターの絵を制作しなければなりません。どのようなシーンの絵であってもイメージしながら描けるように、絵や写真を普段から模写する習慣をつけましょう。雑誌や写真集の一部を切り取って練習してみるのもいいですし、最近ではインターネット上にもたくさんの素材があります。
最初は「上手に描こう」とは思わず、描くことに慣れることを頭にいれて模写を行います。好きなものや自信のあるものを中心にどんどんスケッチしていくと良いでしょう。
絵を描くことに慣れてきたら、次のステップとして「正確に描く」ことをイメージしていきます。リアルな模写を行い、どこまでオリジナルに近づけるかを心がけながら質を上げていきます。最終的には背景を込みにした原画レイアウトの作成にもチャレンジしてみます。

苦手だと感じているものほどたくさん練習をする

好きなものや自信のあるものの練習が一通り終わったら、苦手なものも練習していきます。サークルやクラブ活動などとは違い、プロとしてアニメーターの道を選んだら、好きな絵だけを描き続けられるわけではありません。苦手なシーンや絵なども描いていかなければならず、どのようなものでも高レベルに作画するスキルが必要になります。
自分が苦手としている被写体やジャンルなどは、いつも以上に模写やスケッチを行い、「逆に得意になってしまった」と思えるほど練習することが大切です。

人間以外の動物、モンスターにも挑戦する

アニメでは登場人物が人間だけとは限りません。動物が多く登場するシーンもあれば、ファンタジーもののアニメでは、実在しないようなモンスターや宇宙人などが登場することもあります。実物を参考にしやすい人の動きと違って、それ以外の動物やモンスターの表情や動きはイメージが難しく、苦労することもあるでしょう。
最近ではCGなどで動きを再現させる技術も導入されていますが、現在でも多くのアニメーション制作現場では、1枚1枚の絵による制作がメインとなっていますので、人間以外の動物の表情や動きなどもしっかり描けるスキルが必要です。
映画のシーンを模写する練習のほか、動物園で写真や動画を撮影して練習したり、動物の動きの専門書などで勉強したりしましょう。

人体の形状について考えながら書く

人体の形状はアニメを描くうえでとても大切な要素です。想像だけで描くのではなく、手や足の可動域、頭や腰、肩の位置、筋肉の付き方など、人体の形状について考えながら描くことで、より自然でリアルな作画ができるようになります。普段から人体のデッサンを行うことも大切ですが、解剖学に関する書籍を読むなど知識を入れておきます。動きへの理由付けが可能になり、どう書けばいいのかと迷う時間を減らすこともできます。

このようにアニメーターにとって高い画力は必要不可欠であり、就職する際の自己アピールとして使えるだけでなく、実際の現場で早く正確に仕事をこなすうえでもとても重要なスキルです。上記を参考に画力向上を目指し、自身のステップアップに役立ててみてください。

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