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アニメーターに欠かせないデッサン! どう練習して行けばいいの?

アニメーターに欠かせないデッサン! どう練習して行けばいいの?

アニメーターになりたいと思ったときに磨いておきたいのが、デッサン力です。求人に応募する際に提出を求められるポートフォリオ(作品集)でも、デッサンの技量については必ずチェックされます。「苦手」という人もいるかもしれませんが、上達するには練習あるのみです。この記事ではデッサンの練習方法についてご説明しますので、さっそく今日から始めてみましょう!

デッサンとは?

デッサンは「素描」ともいい、物の形や陰影、明暗、立体感などを平面上に描き出す技法のことです。色はつけず、鉛筆や木炭などの単色ですべてを表現します。描くモチーフ(対象)は大きく分けると「静物」、「石膏」、「人物」の3種類。質感などを的確に表現するために、モチーフによって使う鉛筆と木炭を使い分けることもあります。描く技術だけでなく、画材選びも重要だと言えます。

デッサンは、アニメーターだけでなく、イラストレーターや漫画家、立体作品の作家など、あらゆる美術制作に必要な基礎力です。さまざまなモチーフを描くことで、スキルアップを目指しましょう。

デッサン練習が大事な理由

アニメーションでは、本来は立体のものを平面上で動かします。立体感や明暗、形のバランスがきちんと描かれているからこそ、違和感なく視聴することができるのです。デッサンは、この技術を磨くためのもの。モチーフをよく観察することが、立体感や質感などを写し取る技術につながりますので、少しでも多く練習を重ねましょう。

デッサンをするときのポイント

それでは、どのように練習を進めれていけばデッサンの力がつくのでしょうか。ポイントをいくつか挙げてみます。

鉛筆と木炭、消す道具を用意する

デッサンでは鉛筆、木炭のどちらも手元に用意しておきましょう。消す道具は鉛筆では主に消しゴムや練り消しを使いますが、木炭の場合はそれに加えて食パンやガーゼなどの布を使います。練習でいろいろと試しながら自分に合った道具を選ぶようにしましょう。

ちなみに鉛筆の場合、芯の硬さによって描ける線の質が変わります。筆記ではHBがポピュラーですが、デッサンの練習では多種類の鉛筆を揃えておくことがポイントです。
例えば、人間の肌と石膏など異なる質感を表現するためには、適した硬さの鉛筆を使い分ける必要があります。一般的に硬いものは硬い芯の鉛筆を使い、柔らかいものは柔らかい芯の鉛筆を使います。また、線を描きたいか、塗りつぶしたいかで使う鉛筆も変わります。さまざまな硬さの鉛筆を使い分けられるようになりましょう。

目的によって使用するモチーフを選ぶ

デッサンが上達するカギは、しっかりモチーフを観察して「形を正確にとらえる力」、「陰影を表現する力」、「立体的に見せる力」、「物の質感を表す力」、「空間および奥行きを感じさせる力」を磨くことです。効率的に力をつけるためには、スキルアップしたい力に応じたモチーフを選ぶようにしましょう。

形を正確にとらえる練習には、誰が見ても上手、下手の判断がつくモチーフが適しています。よく描かれる空き瓶や空き缶のほか、コーヒーカップなどの食器、車などがおすすめです。

陰影の練習に向いているのは、白一色のモチーフ。影のある部分とそうでない部分がとらえやすくなります。例えば石膏像や白い布、白い小物などです。

立体的に見せる練習では、透明でないモチーフを選びましょう。透明なものは立体感の表現がしにくいからです。透明でないものであれば、果物やボールなど身近なあらゆるものをモチーフにすることができます。

質感の練習では、素材の異なるふたつのモチーフを選んで描いてみましょう。例えばガラスのコップと紙コップ、石膏とぬいぐるみなど。質感の違いが出るように、両方を描くことがポイントです。

空間と奥行きの練習では、遠近法で描く必要のあるモチーフを選びましょう。風景でもいいですし、テーブルの上にりんごを手前から奥に並べて描くといった方法でもOKです。

アニメーターを目指す人のデッサンの練習方法

アニメーターになるために、基礎からしっかりとデッサンの練習をしたいという人は、次のような順番で練習をするといいでしょう。

球体のデッサン

まずは球体を表現する練習です。石膏、ボール、金属の玉など光の具合を観察しながら描いてみましょう。

立方体のデッサン

球体が描けるようになったら、石膏や積み木、小物などで立方体を描く練習に進みます。

円柱のデッサン

次に円柱のデッサンに進みましょう。身近にあるもので描きやすいのは、空き缶です。

自分の手をデッサンする

形のある静物のデッサンが上手にできるようになったら、利き手とは反対の自分の手をデッサンしてみましょう。手のひらや手の甲、握ったり開いたり、さまざまなパターンで練習してみてください。

人物をデッサンする

さらにデッサン力をつけるためには、人物をモチーフに描いてみましょう。人の体の動きは多彩です。よく「デッサンがおかしい」という言い方をしますが、これは主に人の体のバランスが取れていないことを指します。立ち姿、座り姿、後ろ姿、横姿、走っているところ、寝転んでいるところなど、さまざまなポーズや角度で描けるように練習を重ねていきましょう。

デッサンの力は、絵に関わる仕事をする人にとって必須とされるものです。アニメーターになる夢を叶えるためにも、ご紹介した方法を参考にして、ぜひデッサンの練習に取り組んでみましょう。最初は思うようにいかないこともあるかもしれませんが、試行錯誤するうちにコツがつかめてくるはずです。諦めずに頑張ってくださいね!

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